ハーブの働き

犬が本来備えている自然治癒力を引き出し、身体のバランスを整えながら病気を予防するため、ハーブはとても有用です。

以下は獣医学上使用されている代表的なハーブです。

  1. 栄養補給
    ビタミンやミネラルなど普段の食事で補うことができない栄養素を補給します。特に栄養価の高いハーブとして、アルファルファやネトル、イエロードックなどがあります。
  2. 体質改善・解毒
    毒素や老廃物が体に溜まると皮膚疾患やリウマチ、癌などさまざまな疾患を引き起こすことになります。体質改善作用を持つハーブで身体機能を強化し、体内の老廃物を排出する機能を高めていきます。アルファルファやレッドクローバー、バードック、ネトルなどが代表的なハーブです。
  3. 抗炎症・抗菌
    炎症を緩和し、細菌などの増殖や成長を抑える作用があります。エキナシア、オレゴングレープ、セージ、マシュマロウなどが代表的なハーブです。
  4. 免疫強化
    免疫機能を刺激し免疫系統の働きを促し、病気にかかりにくい身体にしていきます。エキナシアやオレゴングレープ、エルダーなどが代表的なハーブです。
  5. 神経安定・鎮静
    神経系の緊張や不安を解きほぐし、落ち着かせる作用があります。スカルキャップやバレリアン、パッションフラワー、セントジョンズワート、オート麦などのハーブです。
  6. 抗酸化・アンチエイジング
    必須脂肪酸を多く含むハーブで臓器の酸化を防ぎ、健康な身体にしていきます。フラックス、ボリジ、月見草などが代表的なハーブです。

犬に多い疾病とハーブ療法

ひとつのハーブではできないことも、複数のハーブの力を借りることで相乗効果が生まれ、治癒力があがるのがブレンドの魅力です。

調合には経験を要しますので、既に調合されている複合ハーブから入ると安心です。通信販売でも手軽に購入できます。

症状 ハーブ
下痢 icon マシュマロウ・スリッパリーエルム、ラズベリーリーフ、カモミール、ネトル、オオバコ
外耳炎 ガーリックオイル、マレインオイル、セントジョンズワートオイル
皮膚炎 icon カレンデュラ、ネトル、フラックス、ボリジ、クロフサスグリ、ダンデライオン、バードック、レッドクローバー、イエロードック、ゴツコーラ、ラズベリーリーフ、オオバコ、アロエ、カモミール、リコリス
膀胱炎 マシュマロウ、クランベリー、カウチグラス、エキナシア、オレゴングレープ、タイム、リコリス、スリッパリーエルム、カレンデュラ、カモミール、ラズベリーリーフ、ノコギリヤシ、ガーリック、ネトル
関節炎 ナツシロギク、クロフサスグリ、ユッカ、ショウガ、フラックス、ボリジ、バードック、アルファルファ、リコリス、カイエンヌ、ゴツコーラ、レッドクローバー、イエロードック、パセリ
ケンネルコフ ガーリック、エキナシア、マレイン、ヤロウ、スリッパリーエルム、オオバコ、マシュマロウ、スカルキャップ、バレリアン、ホップ、ヒソップ
認知症 イチョウ、ゴツコーラ、ペパーミント、セントジョンズワート
心臓病 ホーソン、イチョウ、ガーリック、カイエンヌ、セイヨウサンザシ、マザーワート、タンポポの葉
肝機能障害 マリアアザミ、ダンデライオン、リコリス、バードック、フラックス、ボリジ
てんかん icon スカルキャップ、バレリアン、イチョウ、ゴツコーラ、パッションフラワー、ホップ、オート麦
がん(予防) レモンバーム(メリッサ)、セイヨウヤドギリの葉、バーベリーの樹皮、ローマン・カモミールの花、コンフリーの葉、エキナシアの根、フェニュグリーク(コロハ)の種子
腎臓病 シナモンの樹皮(桂皮)、地黄の根、コンフリーの葉、セロリの種子

犬につかえるハーブはまだまだたくさんあります。ながめているだけでもたのしい本です。

参考文献:Herb for Pets・ペットの自然療法事典
 

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